自分の年代はどんなファッションをすればいいの?
「おしゃれな格好だけど高校生だと背伸びしすぎ?」
「歳を重ねた自分にはちょっと若くないかな?」
「年相応の格好をしたいけどなんだろう?」
年代ごとのファッションのお悩みがあると思います。
RetroPics.はきれいめカジュアル、はじめとしてきれいめでコーデが簡単なジャケパンスタイルをオススメしていますが、自分の年齢ではどうなんだろうと気になると思います。
ファッションは突き詰めると個人の自由なので「この年代だからこの格好じゃなきゃいけない!」みたいなものは無いとも言えるので縛られる必要はないのですが、やはり自分の年齢に合っているのかどうかはコーディネートするにおいて大事なポイントですよね。
そこで今回は年代別のファッションについて触れていきたいと思います!
目次
年齢に合っているファッションって必要なの?
先の書いたようにファッションとは突き詰めれば個人の自由です。
全身ダボダボで楽な格好をしようとも毎日スーツでも着ている人の自由ではあります。
しかし実際にはそうではないように言われていますよね。
なぜそのようなことがあるのか理由を見てみましょう。
社会的な立場の変化
学生、20代、30代、40代、50代、60代と年齢が上がるに連れて、社会的な立場は大きく変わってくるはずです。
立場というのは仕事でいうポジションです。
最初は1個人や平社員から始まり年齢とともに役職や責任ある立場になっていくと思います。
分かりやすく言うならスーツです。入社時はリクルート用のスーツを着ていた方が多いと思いますが、30代、40代、50代、60代になっても、リクルートスーツを着続けますでしょうか。客観的に変に感じますよね。
私服だと高校時代からあまり服装が変わっていないという方もいます。その姿を見た周りの反応が「素敵ですね」とはならないですよね。
立場が変わるにつれてあなたも周りも価値観が変わります。
それによって合った服装が変わることは当然のことでもあるのです。
環境の変化
年齢と社会的な立場が変化するにつれて、環境も大きく変わってくるはずです。
学生の頃は周りも同年代に囲まれていて、他の世代と関わる機会や社会的な身だしなみを求められる場面は少ないでしょう。
年齢を重ねていくと多くの世代と関わる機会が増え、身だしなみを常に求められる環境、そして評価をする立場に変わってくると思います。
そのように環境が変わると多くの人の目にさらされる場面が増え、身だしなみやそれに見合った装いを求められるようになるのです。
顔・見た目年齢の変化
若い時と40代頃とでは当たり前ですが顔の雰囲気が変わります。
すると、20代で着ていた服が40代ではミスマッチになることもあります。顔や見た目が大人っぽいのに、原宿系のようなファッションをしてしまうと、「痛い」ファッションに見えてしまいます。
年齢別ファッションポイント
高校生・大学生
高校生は大人っぽすぎるファッションをすると周りから決めすぎている印象を持たれてしまう場合があります。
そのため背伸びしすぎないのがポイントになります。
少しだけ背伸びしてるけど大人っぽくなりすぎない清潔感のあるきれいめカジュアルをするのがおすすめです。
なのでRetroPics.がおすすめするジャケパンも、ドレスに寄せすぎると浮いてしまう可能性が高いです。
ジャケパンスタイルをカジュアルにまとめられればいいのですが、慣れないうちは難しいと思うので高校生の方はジャケパンを、特にテーラードジャケットは避けた方がいいでしょう。
なので、シャツとパンツがベースに、冬はカジュアルアウターやセーターを上に合わせ組み合わせるのが無難です。
この組み合わせのポイントは、大学生や新卒社会人には上にテーラードジャケットを着てジャケパンスタイルにそのまま活用することができる点です。
卒業したあともそのまま着回しが効くアイテムを選ぶと便利です。
高校生・大学生のチェックポイント
・きれいめデザインのシャツ、パンツをコーディネートのベースにしたきれいめカジュアル
・高校、大学、新卒と着回せるシンプルなデザインを選ぶ
・背伸び感が出るドレスが強いコーデは避ける
・一般的な高校生らしい服装は子供っぽくなる可能性が高いので避けるのが無難
20代
20代は少しドレス寄りのきれいめカジュアルが年相応に見せやすいでしょう。
小柄男性は子供っぽく見られやすく、まだ顔に幼さのある20代ではカジュアル要素が多いと子供っぽくなるためです。
また社会人になると社会人らしい見た目というものを見られることになるため多少ドレス寄りの方が年相応を演出できます。
会社員なのか個人なのかと働き方にもよって多少の違いはありますが、学生と違って社会的な身だしなみを求められます。
それは私服においてもそういった視線で見られ、最低限の大人っぽさと清潔感を求められます。
そのため、サイズの合っていない服、シワや汚れのある清潔感のない服、カジュアルな服装からは卒業するようにしましょう。
20代の小柄男性のあるあるですが、学生のようなコーディネートやアイテムを身に着けていると年齢確認をされることになります。
20代のチェックポイント
・少しドレス寄りのきれいめカジュアル
・ジャケパンスタイル、テーラードジャケットを取り入れる
・身だしなみと清潔感がキーワード。ジャストサイズ、汚れのない、服のよれやしわがないことはマスト
・ダメージジーンズ、英語やドクロのTシャツなど子供っぽい服は着ない。今後似合う日は訪れないのでこの機会に捨てましょう。
30代
20代とより落ち着いたきれいめカジュアル、可能であれば品質の良いアイテムを取り入れるのが良いでしょう。
エネルギーに満ちた20代の若さと、どっしり腰を構えた40代の落ち着き、どちらも持ち合わせるような働き盛りの30代は社会人10年目の節目も越え、生活は程度の差はあれど落ち着き、社会では立場や役職、部下や後輩もいる環境になっていると思います。
そして一番同年代の視線を感じる年でもあると言えるでしょう。
学生時代の友人や周りに人たちがどんな立場・役職になっているのか、収入はどうなのか、結婚しているのかしていないのか、恋人や結婚相手としてどうなのかなど、周りが気になり気にされる頃でもあるのでは無いでしょうか。
そういった社会的評価が一番されるであろう30代はファッションの大人っぽさだけでなく、装いの中に1点、洋服は靴やカバン、アクセサリーなど品質の良いものを持ちたいところです。
30代のチェックポイント
・20代よりも落ち着いたコーディネート(色、アイテム、デザイン)
・上司、部下、後輩、女性に好感を持たれるシンプルなコーディネート
・品質のいいアイテムを1点取り入れる(アウター、ジャケット、パンツ、カバン、靴、腕時計、財布など)
・自分の趣味の服装で人に合うのは避けるほうが無難
40代
40代はドレス寄りのきれいめカジュアルの他に、少し肩の力を抜いてカジュアル要素を入れた装いも取り入れ頃です。
立場としてもどっしり腰を構えるであろう小柄男性の40代は、顔や見た目も子供っぽさは抜け年相応に落ち着いてきているころになります。
そしてライフスタイルや体型も変わっていると思います。
例えば子供のいる家庭も子供も学校に通う年齢になっていたり、それぞれ責任のある立場や役職もすっかり慣れて人間関係も固まっていたりと周りの環境も落ち着き始める頃でしょう。
また体型も20代30代と違いお腹が出ていたり逆に細くなっていたり、疲れやすさや動きやすさも違っています。
顔と見た目の落ち着きがカジュアルにマッチし始めるため、この頃からリラックスしたカジュアルを取り入れ始めるのがおすすめです。
またカジュアルは動きやすい格好が多く、楽さを上手に取り入れた余裕のあるファッションが好みに変わる方も多いと思います。
注意点は、カジュアルが強くなりすぎるといわゆる「おじさんくさい」になってしまいます。
きれいめの雰囲気、ドレス感は忘れないようにしましょう。
40代のチェックポイント
・カジュアルに寄せたきれいめも似合うようになる
・動きやすさはゆったりサイズよりもストレッチ機能で選ぶ
・カジュアル度は高くしすぎない
50代
改めてサイズに向き合ったファッションがポイントになります。
サイズが合ったもの、それも細身のものを選びましょう。
また色味は暗いものだけでコーディネートせずに、白や明るいグレー、主張の弱いパステル系の色、水色やピンクやイエローを意識して入れるのがおすすめです。
ファッションに気を使わなくなる男性が多くなるのが50代。
そして、イケてるおじさんとそうでないおじさんがとてもはっきりする年齢です。
体力も落ち、体も以前のような感覚でなくなってくる年齢になると楽な服装をしたくなり、サイズの大きいものを選びやすくなります。
サイズの大きいものを着ても子供っぽく見られることはありません。
しかし、おじさん臭くだらしなく見られます。
だからこそジャストサイズを着るそれだけのことで印象が違っているのです。
色は暗い色でまとめてしまうと顔色が暗く、老けて見えやすくなります。
全て黒やチャコールやダークネイビーなどの暗い色でまとめると、元気のない老けた印象に。
素材で回避することも可能ですが、モノトーン系でも白や明るいグレー、主張の弱いパステル系を取り入れる方が簡単です。
50代のチェックポイント
・ジャストサイズにこだわる
・白や明るいグレー、パステル系の色を取り入れる
・暗い色だけのコーディネートは避ける
まとめ
いかがだったでしょうか?
年相応と聞くとよくわからず難しく聞こえますが、こう見てみるとそこまで難しくなかったのではないでしょうか?
小柄男性はカジュアル要素を避け年齢に合わせてきれいめ要素を調整していくのが基本になります!
逆にずれた服装というのは、年齢とともに変わっていく周りからの視線と、ライフスタイルのズレから生まれることが多いと思います。
職場ではすごく仕事ができて尊敬できる上司が、私服であったら中学生みたいな服装だった。
これは仕事と周りの視線の評価が高くなっている反面ライフスタイルはずっと変わらなかった、というギャップだったりします。
年相応というのはつまるところ周りの視線であり、イメージや評価みたいなものです。
年相応の服装というものは自分のためよりも一緒にいる人のための側面があります。
あくまで年相応を気にするのも個人の自由なので、気にせずコーディネートして問題ありません。
年齢が気になった際にこの記事が少しでも参考になれば幸いです。