秋冬に欠かせないファッションアイテムといえば、ニットとセーター、カーディガン。
しかし、サイズ感や素材、デザインによって、見た目の印象が大きく変わってしまうアイテムでもあります。
とくに低身長メンズは着ぶくれしたり、小柄な体型が目立ったりしやすく、着こなすのが難しいと感じることも。
この記事では、小さいサイズ専門メンズファッション通販ブランド「RetroPics.(レトロピクス)」が、低身長メンズに向けてニットやセーター、カーディガンを着こなすコツをわかりやすく解説します。自信をもって秋冬のおしゃれを楽しみたい低身長メンズは、ぜひチェックしてください。
低身長メンズにぴったりなニット・セーター・カーディガンの選び方
そもそも「ニット」とは、糸を編んで作られた生地、つまり素材のことを指します。
しかし実際は、ニット素材のトップスをまとめて「ニット」と呼ぶのが一般的です。
この記事でも同じように、ニット素材のトップスのことを「ニット」とします。
まずは、低身長メンズがニットやセーター、カーディガンを選ぶときに押さえておきたいポイントについて解説します。
ジャストサイズが基本|小柄な体型を意識させない

低身長メンズに似合うニットやセーター、カーディガンの絶対条件は、体にフィットすることです。
低身長メンズは体型に合うアイテムが見つからず、妥協して大きめサイズを選んでしまうことがよくあります。
しかし、低身長メンズが体に大きすぎるニットやセーターを着ると、小柄な体型が強調され、子どもっぽい印象につながってしまいます。
そのため低身長メンズにとって、ジャストサイズのニットを選ぶことは重要なポイントです。
とくに、ニットはアウターの下に着る機会が多いアイテムでもあります。
ニットのサイズが大きすぎると、アウターをはおったときに窮屈なうえに、着ぶくれしてスタイルが悪く見えてしまうでしょう。
ジャストサイズのニットを選ぶポイントは、袖丈・袖幅・着丈・身幅です。

袖丈・袖幅:体にぴったり合うもの
着丈:すその位置がお尻の半分より上
身幅:余りすぎるものはNG
着丈・袖丈・袖幅・身幅が体型に合っていれば、小柄な印象を与えにくくなります。
これらのポイントに注意して、低身長でもカッコよく見えるニットやセーター、カーディガンを探してみてください。
まずはハイゲージから|大人らしい雰囲気を演出

ニットは編み目の大きさによって、ローゲージ・ミドルゲージ・ハイゲージに分かれます。
低身長メンズにおすすめなのは、ハイゲージのニットです。
ローゲージは編み目が粗く、ハイゲージは編み目が細かいニットのことを指します。
ミドルゲージは、ローゲージとハイゲージの中間といえます。
ローゲージは見た目に素朴で温かみがあり、カジュアルな印象が強めです。
反対に、ハイゲージは生地にやや光沢感があり、上品でフォーマルな印象を与えます。
低身長メンズは、幼く見られやすい体型だからこそ、大人らしさを感じさせるハイゲージのニットから取り入れてみましょう。
ローゲージのニットにもメリットはありますが、アイテムの主張が強く、おしゃれ初心者は着こなすのが難しいことがあります。
一方で、ハイゲージニットはどのようなアイテムとも合わせやすく、使い勝手がよいことも魅力のひとつ。
まずはハイゲージのニットから取り入れて、洗練された大人の雰囲気を楽しみましょう。
デザインはシンプルに|落ち着きのあるスタイルをつくる

おしゃれ初心者の低身長メンズには、無地やベーシックカラーのニットがおすすめです。
ベーシックカラーとは、コーデの土台となる白・黒・グレー・ネイビー・ベージュ・ブラウンという6つの色のこと。
べシックカラーを使ったコーディネートには、洗練された雰囲気や落ち着きが感じられるため、大人らしさを簡単に演出できます。
合わせるアイテムを選ばないことも、ベーシックカラーのメリットです。
一方で、柄物や派手な色を使ったニットは、着こなすのが簡単ではありません。
柄物や派手な色のアイテムはカジュアルな印象が強く、幼さが強調されてしまうため、おしゃれ初心者の低身長メンズは避けた方が無難です。
低身長をカバーするニット・セーター・カーディガンの着こなし方
ニットやセーター、カーディガンは、おしゃれや防寒だけでなく、スタイルアップにも役立ちます。
視覚のマジックを活用すれば、身長の低さが目立ちにくくなります。
「難しそう」と思うかもしれませんが、ちょっとのコツを押さえるだけで大丈夫。
ここで紹介するテクニックを覚えて、ニットをカッコよく着こなしましょう。
低身長メンズのコーデ術を基本から知りたい方は、こちらの記事をチェックしてください。
首元のアクセントを意識する|視線を上に集めて高身長に

首まわりに特徴があるアイテムを選ぶと、視線が上に誘導されて、身長の低さが意識されにくくなります。
首まわりに特徴があるニットアイテムには、次のようなものがあります。
- Vネックニット
- タートルネックニット
- スタンドカラーカーディガン
- ショールカラーカーディガン
Vネックのニットには、シャープな印象を与える効果も。
タートルネックのニットは、「タートルネックの着こなし方」の記事で解説しているように、手首や足首を見せ、重くなりがちな首まわりとのバランスをとることがポイントです。
カラー(collar)とは襟のこと。
つまり、スタンドカラーは襟が立ち、ショールカラーはショール(肩掛け)のような丸みのある襟を意味します。
これらのアイテムは特徴的な襟に視線が向くため、身長カバー効果が期待できます。
さらなるスタイルアップを狙うなら、「スタンドカラーカーディガンのコーデ術」の記事で取り上げているように、パンツと靴を同系色にするのがおすすめです。
パンツと靴の境界線がなくなることで脚が長く感じられて、相乗効果でスタイルがさらによく見えます。
首まわりにアクセントがあるニットやカーディガンをうまく活用して、おしゃれに身長をカバーしましょう。
編み目のバリエーションを楽しむ|おしゃれに見せつつ体型カバー

編み目にバリエーションがあるのも、ニットやセーター、カーディガンの魅力のひとつ。
立体感のある編み目は視線を集めるため、下半身への注意が分散されて、身長の低さが目立ちにくくなる効果も期待できます。
代表的な編み目の種類は次のとおりです。
- ケーブル編み
- ワッフル編み
- リブ編み
特徴的な編み目のあるニットやカーディガンは存在感があります。
そのため、ベーシックカラーでも地味な印象になりにくく、誰でも簡単におしゃれに決まります。
編み目で効果的に視線を誘導しつつ、ニットの着こなしを楽しみましょう。
レイヤードを活用する|視線を首まわりに集める

レイヤード(重ね着)は、ニットやセーター、カーディガンならではの楽しみ方です。
シャツやカットソーと組み合わせることで、コーディネートの幅がぐっと広がります。
さらに、レイヤードには小柄な体型を目立ちにくくする効果も。
ニットやセーターの首元からシャツやカットソーをチラ見せすると、まわりの人の視線が自然と引き上げられ、身長が高く見えます。
カーディガンで視線を上に誘導するには、前のボタンを閉じることがポイントです。
(参考記事:カーディガンの上手な使い方)
レイヤードでおしゃれに見せつつ視線を上手にコントロールして、身長アップを狙いましょう。
低身長メンズ必見!ニット・セーター・カーディガンのコーデ術
低身長メンズがニットを着こなすためには、パンツやアウターなどのアイテムとの合わせ方も意識したいポイントです。
アイテム同士をうまく組み合わせると、ニットの良さを引き立てながら、小柄な体型をカバーすることもできます。
ここでは、ニットやセーター、カーディガンとほかのアイテムとの合わせ方について解説します。
細身のパンツを合わせる|メリハリをつくってスタイルアップ

ニットやセーターを着るときは、細身のパンツを合わせ、上下のシルエットにメリハリをつくりましょう。
ニットやセーターは生地に厚みがあるため、どうしても上半身にボリュームが出やすくなります。
ボトムスもゆったりしたものを選ぶと、全身が膨張した印象になり、太って見えたり身長の低さが強調されたりすることがあります。
ボトムスに細身のパンツを選ぶと、下半身が引き締まり、メリハリのあるシルエットに。
脚が細く見えるので、スタイルアップが叶います。
低身長メンズがパンツをカッコよく履きこなすコツは、こちらの記事で詳しく解説しています。
キレイめアイテムを選ぶ|上品で洗練された印象に

ニットやセーター、カーディガンに合わせるアイテムは、キレイめなものを選びましょう。
「キレイめ」とは、清潔感があり上品なスタイルのこと。
キレイめアイテムはコーディネートに落ち着いた印象を与えるため、幼く見られがちな低身長メンズの心強い味方になります。
キレイめを代表するアイテムのひとつが、ジャケットです。
ハイゲージニットの上にシンプルなデザインのジャケットをはおるだけで、上品な大人のコーディネートが完成します。
ボトムスはスラックスやテーパードパンツ、靴はローファーやレースアップシューズがおすすめです。
大人の余裕が感じられるキレイめなアイテムは、クリーンな印象で好感度もばっちり。
ニットコーデに取り入れて、洗練された雰囲気を演出しましょう。
ニットは明るく、パンツは暗く|身長カバーとおしゃれを叶える

ニットやセーターは明るい色、パンツは暗い色を選ぶと、視覚効果で身長の低さが目立ちにくくなります。
人の視線は、無意識のうちに明るい色に引き寄せられます。
トップスに白やベージュ、ライトグレーなどの明るい色、ボトムスに黒やネイビー、チャコールグレーなどの暗い色を選ぶと、まわりの人の視線は上半身へ。
縦に長い印象がつくられて、身長の低さがカバーされる効果が期待できます。
とくに白いニットは清潔感と温かみがあり、女性ウケも抜群。
ただし、白は太って見えやすい膨張色でもあるので、ニットはジャストフィットを選ぶことが鉄則です。
色のメリハリで自然な縦長ラインをつくり、身長の低さを感じさせないコーデに仕上げましょう。
低身長メンズが知っておきたいニット×コートスタイルのポイント
寒くなってくると、ニットやセーターの上にコートを重ねる機会が多くなります。
ニットとコートのコーディネートにも意識を向けると、よりスタイルよく見せることもできます。
ニットとコートの着こなし方のポイントを知り、冬のおしゃれを楽しみましょう。
サイズ感と素材の薄さに注意|着ぶくれを防ぐ

コートの下に着るニットはジャストサイズで、できるだけ素材が薄いものを選びましょう。
冬の重ね着で注意したいのが「着ぶくれ」です。
ニットとコートはどちらも素材に厚みが出やすく、一緒に着用すると着ぶくれして、太って見えてしまうことがあります。
ニット×コートスタイルをスマートに着こなすためには、ニットの選び方がポイントになります。
ニットは体にフィットしたものを選ぶことが大切です。
また厚手のものを選ぶと、着ぶくれするだけでなく、コートを着用した際の動きにくさの原因にも。
できるだけ薄手のものを選べば、ニット×コートスタイルもスッキリと着こなせます。
着ぶくれ知らずのニット選びで、洗練されたシルエットに仕上げましょう。
ニットとコートで明度に差をつける|縦のラインを強調

「人の視線は明るい色に引き寄せられる」という色の視覚効果は、ニット×コートスタイルにも応用できます。
おすすめは、暗い色のコートと明るい色のニットの組み合わせ。
コートの前を開けるだけで、色のコントラストで縦のラインがつくられて、身長が高く見える効果があります。
コートの前を閉じても、首元に明るい色のニットがちらりとのぞくことで、視線が上へ誘導されて身長の低さが意識されにくくなります。
色の明度差を味方につけて、スタイルアップを叶えましょう。
色柄ものを取り入れる|洗練された雰囲気をプラス

おしゃれに慣れてきたら、色柄ものにチャレンジしてみましょう。
おすすめは、コートの下に色柄もののニット合わせる方法です。
コートを重ねることでニットの主張がほどよく抑えられ、バランスのとれた着こなしになります。
ただし、色柄ものといっても、派手な色や大きく目立つ柄はコーデが難しいうえに、低身長メンズの幼さを強調させてしまいます。
まずは、どんなコーディネートにも合わせやすい、次のようなアイテムから取り入れるのがおすすめです。
- 落ち着いた色味のニット(ボルドー、カーキ、モスグリーンなど)
- 小さな柄があしらわれたセーター
- 細かなリブや編み目が入ったニット
このようなアイテムを取り入れると、視線を上半身に集め、身長を高く見せる効果も期待できます。
ワンランク上の着こなしに挑戦したいと思ったら、アクセントになるニットを取り入れてみましょう。
ニット・セーター・カーディガンに関するよくある質問
ここでは、低身長メンズが気になりがちな、ニットやセーター、カーディガンに関する質問に回答します。
疑問を解消して、ニットスタイルをもっと楽しみましょう!
ニットとセーターの違いは?

本来、ニットとは糸を編んで作った生地のこと。
それに対してセーターは、ニット生地で作られたトップスのことを指します。
つまりニットは素材、セーターは完成品という違いがあります。
ところが最近は、ニット生地を使用したトップスを「ニット」と呼ぶことが一般的です。
「ニットとセーター、どっち?」と呼び方に迷ったら、ニットと言っておくとよいかもしれません。
ちなみに、セーターのなかでも前が開く仕様になっているものが「カーディガン」と呼ばれています。
ニットは何度から着る?

薄手のニットは気温20℃前後から、厚手のニットなら15℃前後からが目安です。
ニットやセーターについて気になるのが、その着用タイミング。
最近は10月でも気温が高く、秋の装いを楽しもうと思ってニットを着たら暑かった、ということもあります。
20℃前後は、東京であれば10月下旬の最高気温。
薄手のニットを快適に着用できるタイミングです。
11月下旬になると、東京では最高気温が15℃前後に下がります。
この頃には、厚手のニットの温かさがうれしく感じるでしょう。
朝晩はさらに冷え込むので、薄手のアウターをはおると安心です
「9月は何を着ればいい?」と迷ったときは、カーディガンがおすすめです。
まだまだ暑い日が続く9月は、秋の入り口でもあります。
軽やかでありながら、秋らしさを感じさせるカーディガンで、季節を先取るコーディネートを楽しみましょう。
秋のファッションに迷ったら、こちらの記事を参考にしてください。
春夏のニットの選び方、着こなし方は?
ニットは秋冬だけのアイテムではなく、春夏向けのものもあります。
春夏に選ぶなら、通気性や吸湿性に優れたコットンやリネン素材の薄手ニットがおすすめ。
編み目が細かいハイゲージニットを選ぶのもポイントです。
色は白、ベージュ、ライトグレー、ライトブルーなど、明るめのものを選ぶと、春夏らしい爽やかな印象に。
さらに、パンツのすそをロールアップ(折り返し)したり、くるぶし丈のパンツを合わせたりして、肌を見せるとよいでしょう。
ニットを着ると重い印象になりやすいものの、肌を見せると軽やかさがプラスされます。
とくに夏のトップスは、半袖Tシャツを選びがちです。
薄手ニットで春夏コーデの幅を広げれば、ほかの人よりもおしゃれを一歩リードできますよ。
ニットやセーターの下には何を着る?

ニットやセーターの下には、薄手のカットソーや機能性インナーを着るのがおすすめです。
ニットが直接肌に当たるとチクチクして、不快に感じることがあります。
また、冬でも暖房などで汗をかくことがあるため、ニットの下に1枚着ておくと快適に過ごせます。
ニットやセーターのインナーに着用するなら、着ぶくれしにくい薄手のカットソーを選びましょう。
吸湿性や保温性に優れた機能性インナーも、心強い味方になります。
ニットの首元やすそからインナーをあえて見せると、レイヤード(重ね着)を楽しめます。
このとき、黒のニットに白のインナーを合わせるなど、ニットとインナーで色や明るさに差をつけることがポイントです。
メリハリが生まれ、洗練された雰囲気に仕上がります。
インナーを使ったレイヤードスタイルについては、こちらの記事でもコツを紹介しています。
ただし、淡い色のニットを着るときは、インナーの「透け」に注意が必要です。
白やベージュのニットの下に、黒やダークグレーのインナーを着ると、ニットの下にインナーが透けて見えることがあります。
淡い色のニットでおしゃれにキメたつもりが、インナーが透けていると、服装に無頓着でだらしない印象を持たれてしまいます。
「透け」を防ぐなら、肌に近い色のインナーを選ぶと安心です。
低身長メンズにぴったりなニット・セーター・カーディガンは「レトロピクス」で見つけよう
小さいサイズ専門メンズファッション通販ブランド「RetroPics.(レトロピクス)」では、低身長メンズが自分らしく、自信を持って日々を過ごせる服を提供しています。
体型に合うニットやセーター、カーディガンを探しても、大きなサイズばかり。
妥協して購入したニットを着てみると、なんだか子どもっぽく見えてがっかりした、ということはよくあります。
さらに、アウターを重ねるともたついて、カッコよく着こなせない、と悩むことも少なくありません。
レトロピクスでは、身長160cmを基準としたサイズ設計で、低身長メンズの体型にぴったりフィットする商品を展開しています。
シルエットはもちろん、ディティールまで丁寧に仕上げており、まるでオーダーメイドのような着心地を実感していただけます。
また、取り扱っているのは、年齢や流行に左右されないシンプルでベーシックなアイテムが中心です。
ファッション初心者の方でも取り入れやすく、着るだけで大人の落ち着いた雰囲気を演出できます。
自分の体型に合うニットやセーター、カーディガンを探している低身長メンズはぜひ、小さいサイズ専門メンズファッション通販ブランド「レトロピクス」のオンラインショップをチェックしてください。

低身長メンズはニット・セーター・カーディガンで季節感のある着こなしを楽しもう!
ニットやセーター、カーディガンは秋冬ファッションの主役になるアイテムです。
アウターとのコーディネートも楽しめて、季節感のある着こなしには欠かせません。
さらに、選び方やコーディネートのコツをつかめば、低身長メンズでもスタイルアップできます。
ニットやセーター、カーディガンでおしゃれを満喫しながら、身長を高く見せてみませんか?
自分の体型に合うニットで体も心も温かくして、秋冬の装いを楽しみましょう!