低身長小柄でも背が高く見える!メンズファッションの着こなし術

低身長小柄でも背が高く見える!メンズファッションの着こなし術_013

レトロピクスは、低身長小柄な男性がスタイルで女性に褒められるメンズファッションを目指して服作りをしているため、低身長小柄な体型を逆に活かすサイジングや加工などを細部に施しております。

しかし、服自体に施した工夫だけではなく、あわせてみなさんにぜひ知っておいていただきたいのが、低身長小柄な方がスタイルで褒められるためのメンズファッション着こなし術です。

服自体に施した加工などはあくまで点であって、ファッションは全体で相手に印象を与えます。

皆様にレトロピクスの服をより良く使っていただけるように、今回は低身長小柄な男性向けの「背が高く見える」着こなしのポイントについてご紹介いたします。

背を高く見せるための3つの方法

低身長小柄な男性がファッションで背を高く見せるための方法は次の3つです。

  • 物理的に身長を高くする
  • 目の錯覚を利用して縦に長く感じさせる
  • 身長の低さに意識を向かせないようにする

これらをファッションでいかに抑えていくかがポイントとなります。

具体的にそれぞれどのような方法なのかを詳しくご紹介いたします。

物理的に身長を高くする

これは、文章の通り、様々なアイテムを使って物理的に身長を高くしていく方法です。

物理的に身長を高くするためには「足側を伸ばす」か、「頭側を伸ばす」かの2つしか選択肢がないため、使うアイテムは靴と帽子になります。

一番シンプルでやりやすいというメリットがある一方、やりすぎるとかえって身長の低さが目立ってしまうというデメリットもあります。

全体のバランスを考え、自然な形で行うのがポイントです。

靴はブーツなど、底がしっかりとあるものを選びます。

ここでの注意点が、ずっしりと横に大きなブーツを選んでしまうと、足元の印象が重くなり、足が短く見えてしまうため、スッキリとした細身のブーツを選ぶのがおすすめです。

一方で、ローカットのペタッとしたスニーカーなどはそれだけで身長が低く見えてしまうので、あまりおすすめできません。

帽子

帽子は頭の形にフィットするキャップやキャスケットは避け、頭の上に空間ができ、身長を物理的に大きくできるハットなどを選ぶようにしましょう。

夏であれば麦わら帽子でも良いですね。

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目の錯覚を利用して縦に長く感じさせる

一般的に体型をカバーするファッションテクニックは目の錯覚が利用されています。

「背を少しでも高く見せたい」という場合には、目の錯覚を巧みに使い、縦に長く感じさせるような工夫をしてみましょう。

具体的には、次のような方法で「背を高く見せる」ことができます。

  • ジャストサイズの服を着る
  • ファッションの中に縦のラインを作る
  • Vネックの活用
  • 足の細い部分だけを出し、あとは隠す
  • 重心を上にもってくる

では、それぞれ具体的にどのような方法なのかを詳しくご紹介いたします。

ジャストサイズの服を着る

一般的に細く見せることで、縦長に見えるという目の錯覚を利用する上でも、オーバーサイズではなく、自分にジャストなサイズの服を着るということが低身長小柄な男性にとっては特に大切です。

背を高く見せるファッションのポイントはたくさん存在しますが、実はこのサイジングを意識するだけでも、スタイルが一気に良くなります。

Vネックの活用

実は、Vネックには、背を高く見せる効果があります。

これは、VネックのV字ラインによって次のようなミュラー・リヤー錯視という現象を作り出すためです。

ミュラー・リヤー錯視とは、次の図のように、外側に向かってV字になっている方がより長く見えるという錯覚です。

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つまり外側のVを意識したファッションアイテムを使うことで、この目の錯覚を使って背を高く見せる効果が期待できます。

このミュラー・リヤー錯視を簡単に取り入れることができるアイテムがVネックです。

普段シャツやアウターの下に着ているインナーをVネックに変えるだけで、背を高く見せる効果が期待できます。

また、本来S、XSとサイズが下がっていけば、それに合わせてVネックの大きさは小さくなっていなければならないはずです。

しかし、コスト削減などの関係からサイズが違ってもVネックの大きさが同じという事がよくあります。

そのため、既製品のVネックは、低身長小柄な男性にとって少し大きすぎて、肌の露出割合が増え、少しだらしなくなってしまうという欠点があります。

一般的なVネックのように大きく襟元が空くものは、それだけ細長く見せる効果がありますが、特に小柄で痩せ型の方などは、一般的なVネックを着ると「ひょろっとした感じ」がさらに強調され、どこか頼りない印象に繋がってしまいます。

そのため、XSサイズにはXSサイズに適した大きさのV字の大きさのものを着る必要があります。

次の比較のように、レトロピクスのVネック商品は、商品によって大きさを変えてはいますが、XSサイズに適したVネックのサイズに工夫しております。

こういった事ができるのもXSサイズ専門店ならではです。

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ただ背の高さを意識するだけではなく、こういった細部も合わせて意識することが、小柄ファッションのポイントです。

ファッションの中に縦のラインを作る

低身長小柄な男性がファッションで「背を高く見せる」ためには、ファッションの中に縦のラインを作るように心がけるのがポイントです。

フィック錯視とバイカラー錯視という目の錯覚を利用することで、より縦に長く見せることが可能になります。

フィック錯視とは、次図のように、例え同じ長さであっても、横のラインよりも縦のラインの方が長く見えるという目の錯覚です。

また、バイカラー錯視とは、次図のように横に色を分割するよりも、縦に色を分割する方が、縦に長く見えるという錯覚です。

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つまり、ファッションの中に縦のラインを入れることで、それだけで背が高く見える効果が期待できるということになります。

縦のラインは、シャツやジャケット、カーディガン、ベストなどを開けて着ることで、簡単に作ることができます。

ストールやネクタイなどを使って、後から縦のラインを作ることも可能です。

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また、低身長小柄な男性がこの縦のラインを出す際に抑えておきたいもう一つのポイントが、「しっかりとウエストの入ったジャストサイズのシャツやジャケットを着る」ということです。

ウエストとは、服をキュッと引き締める効果のある仕様です。

このようにウエストが入ったジャケットやシャツは前を開けてもダラっとならず、しっかりと縦のラインを出してくれます。

オーバーサイズのものを着てしまっては、前を開けたときにダボっと横に広がってしまうため、ファッションが横に大きく広がり、逆に低身長が際立ってしまいかねません。

そうならないためにも、ウエスト部分や、裾の部分が締まり、開けても横に広がりにくいシャツ、ジャケットを選ぶのがおすすめです。

レトロピクスのカーディガンやシャツ、ジャケットはそういった部分にもこだわって作ってあります。

また、バイカラー錯視の効果を強く発揮したい場合には、縦のラインがくっきりと現れるようなコーディネートの色合わせが重要になります。

例えばシャツが白でインナーが黒の場合と、シャツがネイビーでインナーが黒の場合では、前者の方が縦のラインはくっきりと現れるためより細長く見せる効果が強くなります。

このように、より効果的に背を高く見せたい場合には、いかに縦のラインをくっきりと作り出すかを考えてみるのが服選びのポイントです。

足の細い部分だけを出し、あとは隠す

足をより長く見せることでも、背が高く見せることができます。

足を長く見せる方法は色々とありますが、低身長小柄の方におすすめなのが足首が見えるくらいまでのボトムスのロールアップ、と7分丈のボトムスの活用です。

これは、アモーダル補完と呼ばれる目の錯覚を利用して足を長く見せる方法です。

アモーダル補完とは、次図のように太い所を隠し細い所だけを見せた方がより細く長く見えるという錯覚です。

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そのため、7分丈パンツやロールアップによって一番細い足首だけを見せることによって、足がスリムで長く見えるという効果があります。

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このように足が長く見えるテクニックも合わせて使うことで、背を高く見せることが可能になります。

重心を上にもってくる

全身の重心、つまり全体で一番重く感じる箇所をどこにするかによっても見え方が変わってきます。

低身長小柄の方におすすめなのが、重心をできる限り上に持ってくるということです。

重心をできる限り上に持ってくることで、まず他の人の視線を上にもってくることが可能です。

さらには、足が細く長く見えるため背が高く見える効果が期待できます。

重心を下に持ってくるためには次のような方法が使われます。

  • 収縮色のボトムスで、足を細く見せる
  • 靴とパンツは同系色にして足長に見せる

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膨張色とはものを大きく見せる効果がある色のことで、主に暖色系(赤や黄、オレンジ、ピンクなど)やパステルカラーのような明るい色、薄い色などが膨張色になります。

一方で、収縮色とはものを小さく見せる効果がある色のことで、主に寒色系(青や緑、紫など)や、暗い色、濃い色などが収縮色になります。

次のようなスタイルは重心が下にきてしまうため、足に視点がいってしまう他、低身長が際立ってしまいます。

そのため、低身長小柄男性にはあまりおすすめできません。

  • 膨張色のボトムスを履く
  • オーバーサイズのダボっとしたボトムスを履く
  • 横幅の大きなワークブーツ系を履く
  • ローカットのスニーカー

重心を上に持ってくるためのアイテムとしておすすめなのが、黒色パンツです。

黒は代表的な収縮色であり、最も強い収縮色でもあります。

黒色よりも濃い色はありませんから、ボトムスを黒色にすると必然的にトップスの色が明るくなり、色の違いによって重心は下にいきます。

また、靴を黒色にすれば、同系色になり足長効果が期待できます。

また、どのような色のアイテムにも柔軟に合わせることができるというのも、おすすめな理由の1つです。

身長の低さに意識を向かせないようにする

低身長であることに他の人の意識が向けないようにすることも、背が高く見えるファッションのポイントの1つと言えます。

主に次のような意識をすることで、他の人の目線をできる限り上に向け、足の長さや身長から意識を遠ざけることができます。

  • 顔の周りに小物を使う
  • トップスに膨張色を選ぶ
  • パーカーなどを活用する

具体的には、胸から上の部分に目線を集中するために、ストールやマフラーなどで顔の周りを装飾したり、パーカー(フードのこと)のついた服をセレクトすることで、首回りが装飾され目線を集中させやすくなります。

このように、他の人の目線を装飾で操ることも「背の低さをぼかす」という意味で「背が高く見える」ファッションのポイントと言えます。

ジャストサイズと目の錯覚を巧みに使って背が高く見える着こなし術を身につけよう!

いかがでしたか?低身長小柄な男性の大きな悩みの一つである「背の低さ」は実はファッションを工夫することである程度カバーすることができます。

ぜひ、みなさんもレトロピクスの服とともに、この「背が高く見える」着こなし術も参考にしてみてください。

みなさんの悩みを解決する一つの糸口になるかもしれません。

この記事を書いた人

伊藤 雄基

伊藤 雄基

小柄・低身長な男性のためのメンズXSサイズ専門ブランド『Retoropics.(レトロピクス)』の専属モデル兼運営スタッフ。自信の悩みとアパレル販売の経験を活かせる環境として門を叩く。週6GYM通いの筋肉を愛する低身長男。